分娩室へ~強烈なお隣さん~
やっと分娩室に移ったのですがここからが本番ですね。
その日はお産の方が何人かかぶってしまいなんと私は予備?の分娩台でお産することに!
しかも同じ部屋にはカーテンのみを隔てて先客が!
メインの分娩台には先にお産の方がいたのです。
私がお産をする予備分娩台は久しぶりに使われるようで助産師さんや看護師さんが、これどうやるんだっけ?とセッティングに時間がかかっているようでした。
いやもうなんでも良いから早く産ませてえええええという感じでした。
やっと分娩台にあがった私ですがとにかくびっくりしたことがあります。
隣の方の叫び声です。
いたいいいいいいいい!やだあああああ!もぉぉぉ無理無理!いつ終わるの!?
って、
すごいんです。めちゃくちゃビビりましたよ
先に入られていた方なので、自分もこんなに今から壮絶なのかと・・・
陣痛がくるたび手すりを握りしめて耐えていたのですが、ここで足を乗せていたところがガタン!と外れてしまったのです。
痛みに耐えながら うわー壊しちゃった(;´・ω・)
と思ったのですがどうやら久々に使う予備の分娩台のためセッティングミスだったようです。
ごめんねーびっくりしたねー今直すねー
と直していただきました。
ちなみにここで夫の話です。
立ち会い分娩は希望していませんでした。
夫が血が苦手なのと、何より取り乱している自分を見られたくなかったのです。
当時20代前半まだまだうらわかき乙女の心があったのです。笑
なので事前の書類にも立ち会い希望なしにしていたのです。
それから何時間もたった様に感じましたが実際には20分くらしかたっていないでしょうか・・・
なんと看護師さんが夫を連れてきたのです。
ええええなんで来たん
やめてーーー
希望していなかった立ち合い分娩
看護師さん、暇そうだから連れてきたよー^^
って。
もう痛みで何もつっ込む気力もない。
けどお股のあたりは絶対見られたくないわたし。
何もしないで良いから、手握ってて!!
助産師さんも察してくれたのか、陣痛のたびに助産師さんが肛門のあたりを押さえたりをしてくれました。
ありがとうございます
それからは陣痛がくるたび、夫の手と手すりを握りしめました
夫曰く、手が折れるかと、女性の力ってこんなに出るんだと語ってくれました。
陣痛が来ない時は気絶していました。
陣痛の痛みで意識が戻る感じです。
6時30分くらいでしょうか、隣の方がもう耐えられないという様に
まぁぁぁだぁぁぁ!??いつ産まれるの!!と叫んでいらっしゃいます。
あと1時間ぐらいかなー
えええええええ無理いいいい(隣の方)
・・・やっぱり私より先に来てがんばっているのだから私はそれ以上にかかるんだろうなとまた絶望
隣の方はずっと何かしら叫んでいましたので、私は絶対声出さないぞと謎の強い意思を固めたのでした。
それからはずっと陣痛→気絶の繰り返し。
この日は雨も風もすごい嵐の日だったんです。
外から聞こえる雨風の音がすごく聞こえてきたのを憶えています。
隣の方の出産
7時30分
隣の方、)もう少しだよ!!ふー!ふー!
おぎゃあああああ
おめでとうございます!
男の子です!
うわーやっと産まれたああ(本音出ちゃってますw)
すぐ隣で聞いていた私は良かったですねー!!と思うと同時に本当にあの時から1時間で産まれたなーと朦朧とする意識の中思ったのでした。
隣の方はそのまま処置をしてしばらくその場で安静にしていましたがさっきまでとはうってかわって分娩室はすごく静かになったのでした。
私は相変わらず絶対に声を我慢するという謎の縛りは続いていて。
なんとこの先10年、4回の出産にて声を出しませんでした。
静かなお産のハルさんと、院内では有名にw
冗談はさておき
ここで助産師さんがあの言葉を言います。
あと1時間くらいだね
うわあ隣の方と同じや
うそやんこんな痛いのあと1時間も耐えられないよ
人生でこんなに何かから逃げたいと思ったことは初めてです。
それからいよいよお産も佳境に入ります
1時間過ぎた8時30分ころ、
先生呼んできてーと。
はい、もうちょっとだよー!がんばれ!
ふー、ふー、と一緒に息の仕方を促してくれます。
目をつぶらないで!自分のお腹見て!
わけもわからずいきみます。
先生が来ました!
いよいよ出産、会陰切開
すぐにバチン!!と大きな音が・・ああ今切ったなと分かりました。会陰切開です(ノД`)・゜・。
でもね、陣痛の痛みで全然痛くないんですよこれが!
ふーふー
何度かいきみドゥルンという感覚が
うわ!やっと産まれた!!!
頭でたよ!!もう少し!!
まだかい!!!!
次のいきみで方から出てついに出産です!!
おぎゃああああ
泣いてくれた!!!
おめでとうございます!女の子です!
私もめっちゃ泣きました。だってあの痛みから解放されるんだ!!と。
ごめん娘よ、あとで可愛がる。今は許してくれ笑
っでも娘を見た瞬間自然に出た言葉が
『かわいい』
でした。ちっちゃくて、真っ赤なお猿さんみたいなこのこがずっとお腹にはいってたんだって思って本当に自然に出た言葉でした。
やっと終わったと脱力していたのですが、先生がいいます
今から胎盤出してちょっと縫うねー
そうだった。これで終わりじゃなかったんだ。
下腹部をグリグリ押して胎盤を押します。
この時です!
最後まで声を出さなっかったわたしが、
ふええと少し声を出してしまいました。
負けた気がします笑
そして裂けてしまった所を縫います。出産で麻痺しているとはいえチクチクと痛いです。
ひえ!ひえ!
とわけわからない声を出してしまいましす。
産んですぐ終わり!とならないのが大変です。だってもう産まれたんだから解放されたー!と思いますよね。
それから1時間その場で安静にします。
夫は産まれた時我が子と少し対面してすぐに分娩室を出されたのですでにいません。
私は放心状態です。その間にも我が子の状態をチェックしてくれたり綺麗にしてくれるスタッフさんたち本当にありがとうございます。
出産って本当に色んな方にお世話になってできるものなんだなと、当たり前じゃないんだなと思うのでした。
それから隣の方、名前も知りませんが仲間意識をとても強く持っています笑 同士です。いつかお会いできたらとも思います笑
出産レポということで今回はここで終わりですがぜひこの後の産後レポも書いていけたらと思います
出産は妊娠のゴールかもしれませんが、子育てのスタートですからね、すごく不思議な気分です。終わったと思ったら始まるんですから。
出産をこれから経験する方、すでに終えてる方!みなさん同士です。頑張りましょう!
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